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シェルブールの雨傘の感想はひどい?ラストの解釈を子供の名前と合わせて考察!

映画の話題

こちらでは、映画『シェルブールの雨傘』のラストの解釈について考察しています。

二人がそれがそれの子供に付けた名前は、ギイとジュヌヴィエーヴが結婚前に決めた名前…

まだ二人は思いを残しているのに別れを選択しました。

ラストシーンを見て、ひどい!ちがう!という感想をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

そこで、ネット上の声や私の考えなどをまとめていきますね。

この記事が、映画「シェルブールの雨傘」をより楽しむためのお役に立てれば嬉しいです。

映画「シェルブールの雨傘」を観てひどい!と思う理由3点

こちらでは、映画「シェルブールの雨傘」を鑑賞後に残る感想が「ひどい…」である理由をネット上の声をご紹介しながらまとめていきますね。

理由その①:結婚を約束したギイを待たなかったから…

戦争が終わり、足に負傷を抱えギイが帰還するとギイは、ジュヌヴィエーヴの結婚を知り荒れましたよね。

筆者もこちらの方の投稿のように、「ああ、ジュヌヴィエーヴはどうしてギイ待てなかったのだろう?」と残念でなりませんでした。

ただ、ジュヌヴィエーヴをひとりで育ててくれた母親のすすめもありましたから17歳のジュヌヴィエーヴには他の選択はなかったのかも知れません。

理由その②:お金持ちの男性と結婚したから…

こちらの方も、はじめは筆者と同じようにジュヌヴィエーヴのことをひどい女性だと感じられたようです。

17歳のジュヌヴィエーヴはギイからの手紙をずっと待ちわび、大きくなるお腹の子を抱え不安だったに違いありません。

しかし、「え?あんなにギイが好きだったのにあっさり違う男性と結婚するの?」とガッカリしましたよ。

カサール氏はお金持ちでしたから、「お金持ちの男性を選んだの?」と残念にも思いましたよね。

でも、この方の感想にあるように、お腹の子を自分の子として育てると申し出てくれたカサール氏は素晴らしい方ですね!

理由その③:二人が本心を伝えずに別れたから…

こちらの方も何度も映画を鑑賞され、最近はジュヌヴィエーヴの気持ちが理解できるようになったとおっしゃっていますね。

ラストの再会で、二人はまだお互いを愛しているとは伝えませんでした。

ジュヌヴィエーヴとギイは結婚したら、ふたりの子供に「フランソワ」か「フランソワーズ」と名付けようと約束していました。

そして、お互いがそれぞれの子供に「フランソワ」と「フランソワーズ」名付けていました。

ジュヌヴィエーヴとギイは今でもお互いが好きなのではないでしょうか?

子供の名前を聞いた時、二人はお互いがまだ自分を好きだと、相手の気持ちがわかったはずです。

それを伝えなかったのは大人の選択だったのでしょう。

映画『シェルブールの雨傘』ラストの解釈と考察!

ラストシーンは、ガソリンスタンドで再会したジュヌヴィエーヴとギイが想いを伝えずに別れました。

ラストの解釈は私の考えですが、この選択をした二人の真意を子供の名前を交えながら考察します。

約束した名前を子供に付けた二人はまだお互いが好きだった!

ラストの再会は、ギイの帰還から4年後(1963年)にジュヌヴィエーヴが娘を乗せ、ギイの経営するガソリンスタンドに偶然立ち寄った時です。

ギイとマドレーヌの息子の名前は「フランソワ」でした。

車に乗っているジュヌヴィエーヴとギイの娘は「フランソワーズ」。

ジュヌヴィエーヴとギイは、結婚したらふたりの子供に「フランソワ」か「フランソワーズ」と名付けようと約束していました。

「フランソワ」と「フランソワーズ」

なぜ二人はこの名前をお互いの子供につけたのでしょうか?

ジュヌヴィエーヴとギイは今でもお互いが好きなのではないでしょうか?

二人は結婚したら子供に「フランソワーズ(女の子)」と名付けようと約束していたことを忘れませんでした。

二人は今でもお互いが好きに違いないと筆者は、確信しました。

ラストシーンの二人の真意を考察!

ギイは、車にいる自分の娘に会いにに行かず、ジュヌヴィエーヴにもう帰った方がいいと促しました。

お互いが一緒になるには時間が経ちすぎたのでしょう。

別の家庭がありお互い、伴侶と子供があります。

それぞれ別の家庭で今は平和に過ごしていて、家族を幸せにする義務があります。

ギイはそう感じるから、ジュヌヴィエーヴに本心を伝えませんでした。

そして、ジュヌヴィエーヴもギイの気持ちを汲み取ったのです!

映画「シェルブールの雨傘」ラストシーン!まとめと私の感想

映画『シェルブールの雨傘』のラスト、最後の別れのシーンに感じた思いは、「ひどい!ギイはどうして本当の気持ちを伝えないの?」でした。

前半は、若い二人の一途な恋心が名曲と共に伝わってくる素敵な映画でした。

後半は、「違う違う」と何度もがっかりしたラストシーンと映画の終わり方。

泣けましたよね、あとを引きました。

ギイは車にいる娘に会いに行かず、ジュヌヴィエーヴにもう帰った方がいいと促し二人は別れました。

今度こそ最後の別れになるというのに!

「ひどい!ギイはどうして本当の気持ちを伝えないの?」

「今度こそ最後の別れになるというのに!」

ジュヌヴィエーヴはギイが今でも愛していると言ってくれるのを待っていたはずです。

無言でギイを振り返って言葉を待ちましたよね。

ギイがそう言えないことも知りながら。

でも二人にはもう別の家庭がある。

今、二人は責任がある大人で、二人には別の家庭があるのだから。

ラストシーン。

今度こそ二人は完全に別れたのだと思いました。

お互いの本当の気持ちを理解しながら、言葉にしないままに。

 

この記事が映画「シェルブールの雨傘」をさらに深く知るための参考になれば嬉しいです。

 

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