カトリーヌドヌーブ主演の映画『シェルブールの雨傘』を初めて見たときに感じた思いは、、、
「ひどい!どうして待てなかったの?」
そして最後の別れのシーンに感じた思いは、、、
「ひどい!なぜ本当の気持ちを伝えないの?」でした。
前半は、若い二人の一途な恋心が名曲と共に伝わってくる素敵な物語です。
後半は、「違う違う」と何度もがっかりした映画の終わり方、でも泣けました、あとを引きました。
筆者と同じように「ひどい!どうして?」と納得できなかった方もいらっしゃるかも知れませんね。
しかし、繰り返し観るなかで私自身の感想も変わりました。
こちらの記事では、映画「シェルブールの雨傘」を再度鑑賞した私の感想をまとめました。
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映画『シェルブールの雨傘』の感想「ひどい!」
1957年フランス北西部の町シェルブール。
整備士ギイ(20歳)と傘屋の娘ジュヌヴィエーヴ(17歳)は深く愛し合い、結婚を約束していたがギイが戦争に行くことになった。
ギイの子を宿しお腹が大きくなるのにギイからは便りがない。
ジュヌヴィエーヴはお金持ちの紳士の求婚を受け入れた。
「え?あんなにギイが好きだったのにあっさり違う男性と結婚するの?」
筆者は以前の鑑賞で、ジュヌヴィエーヴのことをひどい女性だと決めつけていました。
映画『シェルブールの雨傘』どうして待てなかったの?
2年後(1959年)足に負傷を抱えギイが帰還した。
ギイは、ジュヌヴィエーヴの結婚を知り荒れた生活を送ったが、自分を支えてくれた幼なじみのマドレーヌと家庭を持った。
以前は「ああ、ジュヌヴィエーヴはどうしてギイ待てなかったのだろう?」と残念でなりませんでした。
ところが先日、映画を再鑑賞すると、、、
17歳のジュヌヴィエーヴはギイからの手紙をずっと待ちわび、大きくなるお腹の子を抱え、悩んで悩んで別の男性に嫁ぐことにしたのだと理解しました。
ジュヌヴィエーヴをひとり自分を育ててくれた母親のすすめもありました。
映画『シェルブールの雨傘』考察!なぜ子供の名前を付けたの?
さらに4年後(1963年)ジュヌヴィエーヴが娘を乗せ、ガソリンスタンドに立ち寄った。
そこはギイがマドレーヌと開いたガソリンスタンドだった。
ジュヌヴィエーヴとギイは二人きり、事務所で向き合った。
ジュヌヴィエーヴは、ギイがマドレーヌと結婚して息子がいることを知った。
ギイの息子の名前は「フランソワ」
車に乗っている女の子は「フランソワーズ」
結婚前に授かったジュヌヴィエーヴとギイの娘。
二人は結婚したら子供に「フランソワーズ(女の子)」と名付けようと約束していたのだ。
筆者は先日映画を再視聴するまで、この名前の約束を全く覚えていませんでした。
「フランソワ」と「フランソワーズ」なぜ二人はこの名前をお互いの子につけたのか?
二人は今でもお互いが好きなのでは?
そう確信しました。
それなのに、、、
ギイは車にいる娘に会いに行かず、ジュヌヴィエーヴにもう帰った方がいいと促し二人は別れました。
今度こそ最後の別れになるというのに!
「ひどい!ギイはどうして本当の気持ちを伝えないの?」
ジュヌヴィエーヴはギイが今でも愛していると言ってくれるのを待っていたと思うのです。
ギイがそう言えないことも知りながら。
今、二人には別の家庭があるのだから。
ラストシーンは涙が止まりませんでした。
映画『シェルブールの雨傘』ラストシーンの解釈
カトリーヌドヌーブ主演の映画『シェルブールの雨傘』を初めて見たときに感じた思いは、、、
「ひどい!どうして待てなかったの?」
そして最後の別れのシーンに感じた思いは、、、
「ひどい!なぜ本当の気持ちを伝えないの?」でした。
前半は、若い二人の一途な恋心が名曲と共に伝わってくる素敵な映画です。
後半は、「違う違う」と何度もがっかりしたラストシーンと映画の終わり方。
でも泣けました、あとを引きました。
ギイとマドレーヌの息子の名前は「フランソワ」。
車に乗っている女の子は「フランソワーズ」
(この子はジュヌヴィエーヴとギイの娘。)
ジュヌヴィエーヴとギイは結婚したら、ふたりの子供に「フランソワ」か「フランソワーズ」と名付けようと約束していました。
「フランソワ」と「フランソワーズ」
なぜ二人はこの名前をお互いの子につけたのでしょうか?
ジュヌヴィエーヴとギイは今でもお互いが好きなのではないでしょうか?
でも二人には別の家庭がある。
ラストシーン
今度こそ二人は完全に別れたのだと思いました。
お互いの本当の気持ちを伝えないままに。
以上です。
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