映画『ローマの休日』といえば、忘れられない最後のシーン。。。
あの最後のシーンは、ずっと私の心に残りました。
シンプルなのに胸に残る、あの余韻。。。
初めて見たときの切なさを、ずっと忘れられません。
今回は、そんな『ローマの休日』のラストに焦点を当ててまとめてみますね。
それでは、「最後のシーン」に隠れた魅力をもう一度見ていきましょう!
ローマの休日の最後のシーンとは?あらすじを簡単に!
『ローマの休日』の最後のシーンは、アン王女が公式記者会見でジョーと再会します。
物語のラストは静かな余韻が流れ、映画史に残る名シーンとしてよく語られます。
あらすじを簡単にまとめます。
アン王女は公務が続き、きゅうくつな生活に疲れてしまい、こっそり抜け出してローマの街へ出かけました。
そこで出会った新聞記者のジョーとほんのひととき、普通の娘として自由な時間を過ごします。
ローマを楽しく巡りながら、二人は距離を縮めていきます。
しかし、アンは自分の立場・王女としての世界へ戻らなければなりません。
アンは、ジョーに自分は王女だとは言わず、二人は別れました。
そして、ジョーもアンを王女だと知っているとは伝えませんでした。
そしてラストです。
記者会見でアンは王女らしく公務をこなし、ジョーは遠くから彼女を見つめるだけ。
もう二人が言葉を交わすことも、触れ合うこともできません。
それでも、視線のやり取りだけで二人の気持ちが伝わりました。
アン王女が、予定にはない、新聞記者たちと言葉を交わす機会を作りました。
本当は、ジョーにもう一度お礼が言いたかったから。
そして、最後に壇上から最高の笑顔で微笑みました。
「さよなら」を口にしなくても、二人の気持ちがしっかり伝わりました。
『ローマの休日』の最後のシーンが愛される理由は、この静かで切ない別れに皆が心を揺さぶられるからです。
最後のシーンが「名シーン」と呼ばれる理由を解説!
『ローマの休日』の最後のシーンが「名シーン」と呼ばれる理由は、大きく3つあります。
1つ目は、言葉にしなくても二人の気持ちが伝わること。
アン王女とジョーは、最後の最後で何も語りません。
ただ目を合わせるだけ。
それなのに、二人が抱えている想いや覚悟、そして切なさが全部!伝わってくるんですよ。
説明しなくても、映画を観ている私たちに深く響くんですよね。
2つ目は、結ばれない恋が切なく美しいこと。
多くの映画が「ハッピーエンド」を期待しますが、『ローマの休日』はあえて別れを選びました。
それは、暗い別れではなく、お互いの立場を尊重した前向きな別れ。
結ばれない美しい恋愛だからこそ、共感する人が多いのでしょう。
3つ目は、記者会見の会場の建物が素晴らしいこと。
記者会見場の広い空間は美しくて、アン王女の凛とした立ち姿が映えます。
そんななか、ジョーのわずかな表情の変化が寂しげなのには胸をつかまれました。
映像が白黒だから余計に、広間と二人の表情の美しさが伝わりましたね。
最後にジョーが一人でゆっくりと会場を去っていく姿は、余韻を残す終わり方ですよね。
今度こそ二人はもう会えないんだな、、、と涙を誘うジョーの後ろ姿。
「静かで強いラスト」は、多くの人に感動を与えました。
だからこそ、『ローマの休日』の最後のシーンは、何十年たっても名シーンとして語り継がれています。
最後のシーンが伝えるメッセージ
『ローマの休日』の最後のシーンが特別なのは、ただの別れではなく「メッセージ」が込められているからです。
そのメッセージとは、「大切なものを選ぶ強さ」と「一度きりの時間の尊さ」でしょう。
アン王女は、恋よりも「自分の立場と役目」を選びました。
それは悲しい決断に見えますが、彼女の成長がはっきりと見える瞬間でもあります。
自由を知ったうえで、それでも王女に戻ると決める姿には、王女としての覚悟と強い意志が感じられました。
一方ジョーは、得るはずだった「特ダネ」よりも、アンとの思い出を選びます。
ビジネスよりも、彼女と過ごした時間と思い出を尊重しました。
この二人の選択が純粋に美しいから、見る私たちの心をつかむのでしょうね。
そして何より
二人が過ごしたローマでの1日は、もう二度と戻らない「一度きりの奇跡」です。
そのはかなさが、映画を見終わったときに感じた魅力です。
誰にでも「忘れられない一日」があると思いますが、ラストの余韻はその感覚でした。
だから『ローマの休日』は、何十年たっても色あせませんし、また見たくなる。
最後のシーンを見るだけで、二人のローマでの一日がよみがえる気がします。
シンプルで深いラストだから、皆に愛され続けているんだと思います。
映画「ローマの休日」の最後のシーン:私の感想とまとめ
『ローマの休日』のラストは、派手な演出がないのに、どうしてこんなに心に残るんだろう、、、
見るたびに思います。
アン王女とジョーは結ばれない。
でも、その「結ばれない運命」が切ないけど美しくて、胸がぎゅっとなるんですよ。
言葉を交わさず、ただ目で想いを伝える。
自分の立場や大切なものを選ぶ強さ。
一度きりの奇跡のようなローマでの時間。
どれも思い出すと楽しくて、そして清らかで、、、。
だから多くの人に愛され続けているんだと思います。
ラストの余韻を味わうたびに、「あぁ、また最初から見たいなぁ」
そんな気持ちにさせてくれる名シーンです。
いつまでも私の心に大事に残る感動的な最後です。
以上、
最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント