香川県の瀬戸内海にある「直島」をご存じですか?
アートの島として、世界的に有名な「直島」
建築家「安藤忠雄」氏が約30年かけ、直島の自然の中に美術施設をつくってきました。
ベネッセホールディングスの財団が運営し、建築家の安藤忠雄氏が監修したアートの島ですが、
なかでも「地中美術館」は直島の代表的な美術施設と言えるでしょう。
先日(2023年5月31日)直島を訪れた筆者の体験をもとに「地中美術館」をご紹介します!
こちらの記事では「地中美術館」の
・料金
・予約
・建築の特徴
・見どころ
・概要
・アクセス
などについて、ご紹介します!
「直島」を訪れ、「地中美術館」へ行かれたい方の参考にしていただけると嬉しいです。
地中美術館の所要時間(鑑賞時間)はどれくらい?
地中美術館は直島の美術施設の中でも一番見どころが多く、1時間以上、たっぷりかけて見ましたよ♪
建物全体の建築は安藤忠雄氏で、クロード・モネ、ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・タレルの3人の作品が展示されています。
ゆっくり見ても1時間はかかります、出来れば、一時間以上時間に余裕をもってお出かけされることをおすすめします♪
地中美術館の料金や予約の方法は?
地中美術館の入場は予約制になっています!
15分ごとの日時指定のオンラインチケットの予約方法は、ベネッセサイトより可能です。
https://benesse-artsite.jp/general-information-2020.html
チケットは予約制ですが、空きがあれば当日券も購入できます。
15歳以下は無料です。
※筆者は、オンラインで予約しませんでしたが、空きがあったようです。
当日チケットセンターでチケットを購入しましたよ!
※割引はありません!
地中美術館の建築特徴や見どころ
開設:
ベネッセホールディングズの持つ、財団法人「直島福武美術館財団」(現在:公益財団法人福武財団)が安藤忠雄建築事務所の設計で2004年7月に開設しました。
建物の特徴:
直島の南部の山の上にある塩田跡の地下に建設されています。
開口部は地上にありますが、その他は、施設全体が地下に埋められています。
一般的な美術館とは違い、作品の数は合計10点ほどしかありません。
そのぶん、一つずつじっくり鑑賞出来て、筆者にはちょうど良い大きさの美術館でした。
いつもは美術館へ行くと疲れてしまう方も、楽しめると思いますよ。(筆者のように)
【建築家と展示作品】
・展示されている作品は、クロード・モネ、ジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリア、
の3人のものです。
※館内は残念ながら、撮影禁止です!
安藤忠雄
安藤忠雄氏の建築で、地下にありながら自然光を取り入れ、一日のうち、見る時間によって作品の見え方が変化するのが特徴、見どころです。
空間一つ一つが、展示されている作品のために設計されていると感じました。
ひとつひとつの展示空間はもちろん素晴らしいですが、筆者が感動したのは、3つの展示エリアをつなぐ間の空間です。
順路は特に決まっておらず、色々な方法で各エリアに行けるので、自由があって楽しかったです。
地中海美術館の建物全体が安藤氏による巨大な芸術作品なんですよ。
ジェームズ・タレル
個人的には、ジェームズ・タレルの作品が一番好きです~。
光そのものを作品にしています。
年代ごとにその作品を見ることが出来ましたよ!
ジェイムズ・タレルの作品、
・1968年製作「アフラム、ペール・ブルー」
プロジェクターで光を撮影したものが、壁から光の立方体が浮かんでいるようです。
最初はただの六角形に見えていたものが、光や影の当て方により、でまるで壁から突出しているように見えました。
・2000年製作「オープン・フィールド」は、靴を脱いで階段を上っていくと、壁に直方体のトンネル状の部屋があります。
部屋の中に入ると、全面真っ白の状態から、天井や壁に埋め込まれたLEDが様々な色に変わっていきました。
・2004年製作「オープン・スカイ」
壁におおわれた真っ白な部屋の中に、天井に正方形が切り取られた空間があります。
開口部にはガラスも何もはってなくて、天井の厚みが全く見えないことが面白かったです。
まるで天井の正方形が空をキャンバスにするために切り取られているようでした。
ウォルター・デ・マリア
2004年製作の「タイム/タイムレス/ノー・タイム」
階段状の神殿のような空間に花崗岩(かこうがん)の球体と、27本のマホガニーの立体が並べられています。
大きく開いた天井から日の出から日没まで差し込む光が変わり、作品の表情が変化しますよ。
部屋がとても静かで、入った時には筆者一人でした。
まるで神殿にいるような、神聖な空間を感じました。
クロード・モネ
部屋にはいると、正方形の空間の中心にいきなりモネの巨大な作品が目に飛び込んできました。
部屋の高さや大きさ、すべてがこの巨大な作品を中心に設計されていることが伝わってきます。
床は、でこぼこした小さい石のタイルで、素足で歩くとざらざらして気持ちよかったです。
もうひとつの見どころは、チケットセンターから地中美術館へ向かう道路の左に、モネの庭園が再現されていることです。
こちらの庭園を眺めながら美術館へ入るのですが、まるでおとぎの国の中を歩いているようでしたよ♪
貴重なモネの展示物は、ベネッセホールディングスの福武總一郎名誉顧問が購入した「モネの睡蓮」5作品です。
・1915-1926年製作「睡蓮の池」2枚組
・1914~1917年製作「睡蓮」
・1917~1919年製作「睡蓮」
・1916~1919年製作「睡蓮ー柳の反映」
・1914-1917年製作「睡蓮―草の茂み」
個人的にモネは大好き!優しい色合いが好きです♪
地中美術館の概要
地中美術館の概要をお知らせしますね!
場所、営業時間は?
●住所:〒761-3110
香川県香川郡直島町3449番地1
●電話番号:087-892-3755
●休館日:月曜日(祝日の場合は、翌日に振り替え)
●開館時間:3月1日~9月30日は10:00~18:00(入館は17:00まで)
10月1日~2月末日は、10:00~17:00(入館は16:00まで)
※その他、メンテナンス日がありますので、ご注意ください~。
お問い合わせ先
地中美術館のお問い合わせ先はこちらです!
地中美術館のアクセス、行き方や駐車場はあるの?
地中美術館の行き方や、駐車場について調査しました!
アクセス、行き方は?バスや自転車も!
「直島」の起点港には直島港と宮浦港があります。
筆者は岡山駅から電車で約50分乗り、岡山県本土の宇野港へ。
宇野港からフェリーで宮浦港へ到着しました。(フェリー片道300円、約20分)
フェリーには、車を乗船させることも出来ます。(別料金)
↓
直島は「宮之浦エリア」、「本村エリア」、「ベネッセハウス周辺」に分かれています。
(地中美術館は、ベネッセハウスの中にあります。)
筆者は、本村エリアのアート作品を見てから、町営バスで「つつじ荘」まで行き、シャトルバスでベネッセハウス周辺へ移動しました。
こちらでは、宮浦港から直接、地中美術館への行き方をご案内しますね!
宮浦港でレンタカーが借りられます。
・直島レンタカー(予約制)
090-2862-7040
●自転車:
宮浦港で自転車が借りられます。
https://naoshima.net/access/rental/
●バス:宮浦港からバスで15分
(町営バス5分、「つつじ荘」バス停下車、無料シャトルバスに乗り換えて約10分)
・直島の地図はこちらからご覧いただけます。
https://naoshima.net/access/access_from/
・町営バスとシャトルバスの時刻表はこちらからご覧いただけます。
駐車場はあるの?
地中美術館に駐車場はあるのでしょうか?
駐車台数には限りがありますのでご注意ください。
島内の移動は、町営バスと、無料シャトルバスの利用がおすすめです~。
地中美術館のまとめ
直島は「宮之浦エリア」、「本村エリア」、「ベネッセハウス周辺」に分かれています。
(地中美術館は、ベネッセハウスの中にあります。)
「地中美術館」は直島アート施設の目玉ですが、
直島には、他にも是非、見たい美術館がたくさんあります。
筆者は、時間がなくなり、「李禹煥美術館」が見られませんでした。
次回、直島を訪れた時には、「李禹煥美術館」から回りたいと思います。
・ベネッセハウスミュージアムまで、徒歩9分
・安藤ミュージアムまで、徒歩19分
・家プロジェクトまで、徒歩20分
・李禹煥美術館(リー・ウーファン美術館)まで、徒歩4分
是非、その他の美術施設も合わせてご覧になることをおすすめします!
以上です。
※「直島」にある、「安藤ミュージアム」の記事も書いています。
よろしければ、下記からご覧ください。
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